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おひぃさまは歩けない [台湾>台北]

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むか〜しむかし中国がまだ清の時代だったころ
福建から台北に移り住んだ林という者がおったそうな。

林家は息子の代になると、大陸から造園職人を呼び寄せ
自宅に隣接する広大な敷地を買い取り、
贅を尽くして本格的な中国式庭園を造らせたのじゃとか。


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じゃが、こんなにすばらしい庭が自宅のすぐ隣に造られても、
この家のお嬢さんが自由に歩き回ることはなかったそうな。

なぜなら迷路のように張り巡らされた回廊にはたくさんの敷居があり
お嬢さんの纏足された小さな足ではそれを越えることができなかったからじゃ。
ヽ(°Д°)ノ

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昔読んだ「ワイルドスワン」という本の纏足について書かれた部分を思い出してしまう。
確か「夜になると井戸のところに連れていかれ
ぐるぐる巻かれた包帯を外し、足が成長できないように石で骨を砕く」とか
「足が成長しようとするときの痛みと言ったら」的なことが書かれていたような。
もしかすると”石で砕く“は中国語の先生が言ったんだっけなー??
あれ?記憶がごちゃごちゃだ。でも衝撃的なことには違いにゃーいヽ(°▽、°)ノ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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孔雀は今も飼われてる。
オスが羽根を広げてメスに猛アタック中。
でもメスはツンツンツーーーーンって感じだった(T_T)




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コメント 9

kaoru

おじゃましに来ました^^

すご~く素敵な写真!!

これは私は知らなかった
有名なお屋敷ですね^^:

二人が行ってから行けばよかった・・・
もう一度行くしかないね(笑)

えっと
纏足すると歩けないの?!!
外に行くなんてことも無し?
箱入りにするためにしてたのかしら?

恐ろしいね・・・






by kaoru (2012-04-02 22:57) 

あーちゃ

ここいってみたいなあ。秋の台湾旅行、本気で決行しようかなあ。
by あーちゃ (2012-04-03 05:49) 

きむたこ

うぅぅぅぅぅ、もーね、イタァァァァァァイ想像で、
眉間にしわがよっちゃってもどらないよぅ。(≧Д≦)
とっても素敵なおうちなのに、歩き回れないだなんて。
そういう風にしなきゃいけない本人は、どんなキモチだったのかなぁ。
そゆのをあたりまえとしてうけいれていたのだろうか。
あぁ、痛くて悲しいガイコクジンのきむたこでした・・・。
あぁ、フクザツなキモチ・・・。
by きむたこ (2012-04-03 08:42) 

engrid

お写真で見るかぎりは、素晴らしい雰囲気のある庭園にお屋敷
でも、その影にそんなお話があるなんて、、、
纏足の話は、聞きますよね
閉じ込めておくために、歩くことが不自由にするためだったとか
小さければ小さいほど美しいされたとか
怖い話です、、、どんな気持ちで暮らしていたのかな
悲しい話です
by engrid (2012-04-03 14:49) 

Bonheur

豪華なお屋敷、いいですね。こんなところでのんびりしたいです。「テンソク」、そんな文化のある地域に生まれずに良かった・・・しかし、私は小さい頃からデカ足(でかいのは足だけではありませんが)で靴の選択肢が狭かったので、「少し足を縛ったら大きくならなかったかな」と思ったことも少なからずありました。
by Bonheur (2012-04-03 17:19) 

makizukin

纏足こわいっすよねー(T▽T)
でも結構最近まで纏足の名残のせいで杖なしには歩けない
お年寄りはいたようです(北京とかに)

小さいとバランスが悪くてよちよち歩きになる姿が
愛らしいとかって聞いたことがあります。
纏足して歩けないのは高貴な証とか、、。
だから本人も痛くても我慢したんでしょーねー(ノД°)ううう
さすが盆栽を作りだした国だ・・・

実はここ、お庭なんですのよ。
屋敷風の建物もお庭にある図書室とかで
実際の母屋はこのお隣なのだ。

とっても行きやすい場所なのでぜひ台湾旅行の際には
行ってみてね(^ー^)ノ

by makizukin (2012-04-03 17:39) 

しろのぽ

美しいお屋敷なのにね~。
このくらいの敷居を越えられない足ってどんな・・・
纏足はなくなったけど、あれに通じる美意識って今もありますね。
それにしても、ろくに歩けないんじゃ運動不足にならないのかと心配になっちゃいます。

ちょっと前の、猫さんの眼。お国柄なのか翡翠色に見える。(遅い)
by しろのぽ (2012-04-03 18:44) 

collet

わたしも「ワイルドスワン」は驚きと共に、興味津々で読みました。
まさしく、ここのお嬢様はそんな生活をしてらしたのでしょうね。
それにしても、纏足は拷問と同じですね。
たとえ檻の中にいなくても、自由に動けないのだもん・・・
by collet (2012-04-04 15:55) 

makizukin

今みたいに情報が時代だから
きっと何も疑わずにやってたんでしょーねー。
今だったらきっとアメリカの人権団体がぎゃーぎゃー言うはず(笑)

纏足の話をすると、どーしても盆栽と重なってしまう^^;
本来大きなものを小さくして愛でるっていう点では一緒。。。?

うんうん、運動なんて出来ないもんね。
でも中国では太っている方が裕福な証拠として羨望だったから
きっとそれで良いのだ。
by makizukin (2012-04-08 15:10) 

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